査定はどのように行われているの?
2017.05.24

スーツ姿の男性2人実際に買取店に赴くことで、少し気になる点があるかもしれません。買取の際には査定を行いますが、そのやり方はどのようにしているのか、意外と知らない人が多いでしょう。鑑定士や査定を行うスタッフはどれを目安に査定額を決めているのでしょうか。

金を例にして挙げていきましょう。金は24金であったり、18金であったりと、純金から金の含有率で数字が決まっています。そして金の含有率によって価値が変化していくのです。金を素材として作られたものはこの含有率を示すための刻印が刻まれます。24金であればK24、あるいは24kです。これが製品のどこかにあるはずですので、それを確認するのです。

次に重さ、材質を確認します。これは重要な要素です。買取店には特殊な計測器があり、そこに製品を乗せて重さを測り、次に水に沈めて細かく調べることが出来るようになっています。算出された数字を記録し、材質を確認して各種金属の種別とその日の相場を掛け合わせることで査定額を決めるのです。ただ、これに加えてブランド品ならば他にも調べる要素があります。それはブランド品ごとに違いますし、鑑定士の技量にも関わってきます。

金、プラチナ以外の品物、ブランド品ならば査定に関わるのはやはり流行、人気、話題性などです。品物の出来が良くても、やはり売れるかどうか、価値があるかどうかはそれらに集約されています。とはいっても、確かな人気がある品物を持ち込んだところで、何でも高値で売れるのかというとそうではありません。やはり見た目が良いものであれば買い取った後で再び売ることが出来ます。なので普段から大切に、綺麗に使っていきましょう。ただ店によっては状態が悪くても、人気、需要があるならば、ある程度は査定額を出してくれるところがあります。

ブランド品によっては製品に製造番号を定めています。査定の際にはこの製造番号、シリアルナンバーと呼ばれるものを確認します。これを確認することで、どこで作られたのか、いつ作られたのかというのがわかるのです。そしてかばんや財布ならば普段から使う代物です。ならば使用感も試されます。使えないものならば意味がありません。その際には細かい傷、汚れなどを確認していきます。それらを一つ一つチェックしていき、減点方式で買取価格を決めていくのです。もちろん時計についても同様であり、ちゃんと動くのか、手入れはきちんと行き届いているのかなどをチェックされていきます。

▲ ページトップへ